逆即是順は摩訶不思議な人間関係での仏縁の証し

人間関係編

今回は仏教マーケティングで
「人間関係」を好転させる方法を解説します。

テーマは「逆即是順(ぎゃくそくぜじゅん)」

聞きなれない言葉かもしれませんが、人間関係の側面で考えると、人生上の出会いにおいて転機になる摩訶不思議な言葉と思います。では、その逆即是順。その言葉の意味するところは何なのでしょうか?

仏教が教える逆即是順の意味とは?!

「逆即是順」の道理がわかれば、なぜ逆即是順がきっかけとなって人間関係を好転させることができるのかがわかるはずです。

それでは、
仏教マーケティングで導かれる逆縁即順縁の秘密を探っていきましょう。

 

逆即是順(ぎゃくそくぜじゅん)とは

仏教でいう逆縁とは、
悪行がかえって仏道に入る機縁となることを指して言います。仏法に対して抗う人や行為です。
逆に順縁とは、
善事を縁として仏教にはいることを指して言います。これも仏法に対して素直に従う人や行為です。

逆縁即順縁とは、直訳すれば「仏法に対して抗う人や行為も、それが転じて悪行が縁となって仏法を信じ仏道を行じるようになる」という意味になります。

私はこの教えを人間関係に置き換えて、逆縁の人を自分の邪魔をし、妨げになる人。また順縁を、自分と馬が合う人、自分に協力し応援してくれる人、というふうに解釈して考えるようにしています。

でも、実際問題として自分の妨げとなっている逆縁の人が、どうして順縁になるのか、にわかには信じられないかもしれませんが…。

もちろん、よほどの超能力者じゃない限り人の心を変え、攻撃的な人を温厚で優しい人にすぐに変えられるわけではないと思います。

だからこそ、修行して自己中心的な主観的目線から、客観的な目線で見つめなおすことが必要なのではないでしょうか。

 

逆即是順の教えを受け入れると人間関係はどう変わるか?

私たちが生活をしていく中で、いろんな縁があります。親子やご先祖との血縁、住まいに関する地縁、商売に関する商縁等々。

縁には良縁悪縁があり、人間関係も良縁か悪縁かで大きく作用されることがしばしばです。できることなら、出逢う人すべて良縁であってほしいものですよね。しかし、そうはならないのが人生というもの…。

先ほど、「人の心はよっぽどの超能力者じゃない限り変えられない」といいました。
もちろん、それは事実です。であるならば、やっぱり自分から変わっていくことが必要になります。

それなら、逆即是順の教えを念頭において、自分にとって逆縁にある人にどうやって接していくかを考える、これが大事ではないでしょうか?

先ほど「修行して自己中心的な主観的目線から、客観的な目線で見つめなおすことが必要なのではないでしょうか…」と問いかけたのは、この考え方を推し進めることで自然と解決していくことがあるのではないかと考えたからです。

例えば、あなたに対して攻撃的にまくし立ててくる人、意地悪をしてくる人、いわゆる逆縁の人でも、みんな何かの縁あって出会えた人だと思います。

「袖触れ合うも他生の縁」という仏教出典のことわざもあります。
これは決して「多少の縁」ではなく、「他生の縁」「前世からの縁」という意味です。ですから、あなたとは切っても切れない縁ということもできます。

そう理解することで、逆縁の人との接し方や受け止め方も若干でも違ってくるのではないでしょうか?!

 

逆即是順を人間関係に展開するとどうなるのか!

逆縁の人との出会いが、逆即是順となるようにするためには、逆縁であってもしっかりと対峙していくことが必要です。逃げることは簡単です、いつでもできます。そこで、まずは逆縁の人とつかず離れず付き合う方法をアドバイスします。

「この人も悪気があってそうしているのではなく、目に見えない悪鬼がそうさせているのね~」「過去世からの悪因縁を引きずって生まれてきたのね、かわいそうに~」などと逆縁の対象者、相手をおもんばかる心で対処してみてはいかがでしょうか?

もちろん、それが難しいことは百も承知です!

でも、これも仏教で仏様が教えられていることだからです。これが仏道修行というのであれば、凡夫である私たち自身も人間関係を磨く人生修行としてやってみる価値は大いにあります。

逆縁の人への対処法
其の一:あえて反論せず、笑顔で有難うと軽く受け流す。
其の二:無視して意に介していない態度をとる
其の三:逆縁の人に対しても、出会えたことに感謝する心を持ってみる
其の四:それでもダメなら逃げるが勝ち…。

私は思います。人生楽して生きるより、精進して修行すれば「逆即是順」となって道は必ず開けてくると!

 

逆即是順こそ摩訶不思議な憎むべき相手との仏縁の証し

ここで、私の体験談を一つご紹介します。
私には職場で知り合った友人の中でも、いわゆる親友と呼ぶべき存在の人が一人います。正直、彼とは第一印象では馬が合わず最初はお互いに距離を置くような間柄でした。

お互いが親分肌で、歩み寄ることなど決してありませんでした。
でもあることがきっかけで、お互い意気投合し、彼のほうから飲みに行こうと誘われました。

意気投合した理由はあまり記憶にはないのですが、たぶん、私と第三者とのやり取りを聞いていた彼がその意見に珍しく同調し、「あんた、面白いねぇ…」と興味深げに近寄ってきたように記憶しています。

その彼とは退職した今でも、かれこれ20年以上の心から許しあえる無二の親友としてよく飲みに行ったりしています(笑)。

この出来事は逆縁が順縁になったいい例です。「無関心」であったなら「縁」は薄かっただろう…、でも「イヤなヤツ」という感情があったからこそ、相手の存在感が強く、「縁」が結ばれたわけですから。

あなたは、このような経験をしたことはありませんか。このような現象こそ人間関係上での「逆即是順」といえるのではないでしょうか。

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