今回は仏教マーケティングで「人間関係」を好転させる方法を解説します。
「運命の出会い」「赤い糸」等、人は出会いを色々な言葉に変えて表現します。
このことわざも、あなたも一度くらい実際に使ったことがあるのではないでしょうか?
ということで、
それでは、「袖触れ合うも他生の縁」の意味を感得し、このことわざが全ての出会いを意義あるものにする、その秘密を公開したいと思います。
日々の出会いこそ他生の縁
「他生」とは、今現在に対し、自分の魂の生まれ変わりの過去世や未来世をいい、六道輪廻を通して生まれ変わり、死に変わりしてきたことを指しています。
まさに仏教の教えそのものです。
ここで言う「他生の縁」とは、過去世で結ばれた縁ということになります。
ですから、満員電車の中でのぎゅうぎゅう詰めの状態で触れ合う出会いも、人目会って胸がときめく出会いも、前世という過去の因縁による必然の出会いなのです。
仏教の教えに触れていて思うのですが、私はそもそも、偶然というものなくて、そのほとんどが必然なんじゃないかと考えています。
それはなぜか…!
仏教には輪廻転生や前世という概念があるからです。
ですから、仏教を通して物事を考えると、必ず原因があって結果が有るということになります。
即ちそれが因果応報なのです。
今の自分を見て過去の自分を振り返るきっかけにする
あなたがもし、職場やコミュニティでイジメやパワハラにあっていたとしても、それを必然として捉えることができたら、何らかの解決方法が見つかるのではないでしょうか?!
非情なことのようでも、一旦現在の自分をつくった過去に目を向けてみてはどうでしょうか。
現在受けているイジメやパワハラも前世からの因縁があったから…。
もし、少しだけでもそんな考えができたなら、解決はそう遠くないと私は考えます。
それは、「原因があって結果がある」という因果応報の法則を、理解できているからという判断にほかなりません。
人は、ちょっと考えが変われば、態度や心も変わっていきます。
SEKAINOOWARIの「Dragon Night」の歌詞に、
というフレーズがあります。
こまさにこれ、この部分です。
そういうに俯瞰して、物事や相手を見ることができるか否で、不幸をそのまま引きずるのか、快方へと導くのかの別れ道になるといっても過言ではないでしょう。
悪因縁を反面教師と思え!
ところで、あなたは「ダイバダッタ(提婆達多)」をご存知でしょうか?
※ダイバダッタの詳細はこちらの記事で解説しています。
ダイバダッタは仏様の従兄弟で、もともとは仏様に使えていた人です。
それが後々、仏様が名声を上げていくことを妬み、恨み、何度も仏様を殺そうとした極悪人と呼ばれる人です。
そうした人間であっても仏様が恨むことなく、自分が今こうして生きて来られたのもダイバダッタのお蔭だ。
とむしろ感謝の念で接したといいます。
「ダイバダッタ」のテーマで取り上げたこのエピソードは、イジメやパワハラで悩む人への人間関係という災難からの気づきや、問題解決へのヒントになるかもしれません。
ダイバダッタのような悪因縁をもった出会いであっても、その相手を反面教師として恨みや憎しみではなく、感謝の心で接することができれば、あなたはもう「菩薩の心」を持ったもの同然です。
「私にパワハラをしたあの上司…」
そう思える日がくれば、あなたの人生に明るい展望が開けていると言っても、過言ではないでしょう!
♪竹内まりや:縁(いにしえ)の糸
最後までお読みいただき、有り難うございました。
仏教マーケティング・アドバイザーのコージリです。