有り難うございます!
仏教マーケティング・アドバイザーのコージリです。
今回は仏教マーケティングで「人間関係・ビジネス」を好転させる方法を解説します。
キリスト教的には「ざんげ」と発音しますが、仏教では「さんげ」といいます。
「懺悔アワー」など、懺悔をコミカルにしたコントや、外国映画で教会でのワンシーンにも用いられることが多いこの「懺悔(さんげ)」。
その意味するところは何なのでしょうか?
仏教が教える懺悔(さんげ)の本当の意味とは?!
懺悔(さんげ)の道理がわかれば、なぜビジネスを好転させることができるのかがわかるはずです。
それでは、仏教マーケティングで導かれる懺悔(さんげ)の秘密を探っていきましょう。
懺悔とは
懺悔の概念があるのは、キリスト教だけではありません。仏教でも、『大事なこと』として教えています。
冒頭でも言いましたが、音は「さんげ」と発音します。
仏教において、懺悔(さんげ)することで重要なのは、自分の犯した過ちを反省し、改良することです。
その過ちとは「知らず図らず…です」
知らず図らずということは、その過ちを認識していても、認識しないでもという意味ですが、
今の自分では思い出すことができないような、遠い遠い過去世に遡っても…、ということになります。
過去世、現世で自分が作った「業」を懺悔(さんげ)し改良することで、これまでの「悪業」を滅して、快方になるように「向かい回しめる」こと。
ここでも、「回向」の考え方がそのまま反映されていますね。まさに『懺悔とは反省して改良することと心得たり』です。
懺悔するとどうなる?!
懺悔(さんげ)の心は、人としての成長を表明する証しとなります。
とかく人生とは、自分の思うように上手く回らないものです。上手くいくことよりも、いかないとの方が多いですよね?!
そして、なるようにしかならないもの…、と考えがちです。
懺悔(さんげ)は、簡単に言えば、反省することですから、上手くいかないことは、全部自己責任で自分がやったことだから、素直に反省して悔い改め改良すれば良いことですよね。
しかし、頭では理解できていても、とかく人間というのは、浴深く、自分本位で、自分の保身を考えがちです。
かくいう私も、根っから素直、正直にまっすぐに生きて懺悔改良しているかと問われたら、
思いきっり、「NO」と答えます(爆)。
だからこそ、修行として継続して懺悔(さんげ)をして改良をし続けないとダメなんですね…。(「継続して…」ここ大事です!)
懺悔するということは、悔い改めて改良することです。といいました。
するとどうなるのか…?
仏教では、懺悔改良の功徳によって、これまでの罪障を消滅して、それがきっかけで業が良い方向に変わっていく、と教えてくれています。仏教ではこれを「定業能転」するといいます。「定まった業を能く(良い方向に)転ずる」という意味ですね。
もちろん、一回でダメだったらさらにどこが、懺悔しきれてないことがないか、検証してさらに懺悔改良していきます。またダメだったら、さらに…、というふうにです。
これを素直に継続してやることで、物事が一つずつ快方に向かっていくはずです。人間関係においても、ビジネスにおいてもそれは同様です。
人間関係、ビジネスにおける、それぞれの効用や展開については次章で解説します。
懺悔の精神を人間関係・ビジネスに展開しよう
全ての結果は自己責任という立場で、少々不本意であっても、現状の結果を人や環境のせいにするのでなく、悪い結果には素直に「反省(懺悔)」することが大切だと思います。
そして、善い結果には素直に喜び「感謝」して、次なるステップの糧にしましょう。
この「反省(懺悔)」と「感謝」のサイクルを素直に実行することで人間関係の向上は加速していくのではないでしょうか?!
〝わざわい(災い)は、口より出でて身を破る、さいわい(幸い)は、心より出でてわれを飾る〟という教えもあります。
言葉づかいの自己管理もしっかりやって、円満な人間関係を引き寄せられるようにしてしていきましょう!
『PDCA』をご存知でしょうか?
PDCAは、Plan(計画)・Do(実行)・Check(評価)・Action(改善)のことで、これを繰り返すことによって、生産管理や品質管理等の管理業務を継続的して改善していく手法をいいます。
ビジネスをする上で、重要な手法の一つですよね。
私が提案する仏教マーケティングでは、懺悔(さんげ)はこのP・D・C・Aの「C・A」に当たると考えています。Check(懺悔)・Action(改良)ですね。
自分が計画して実行したことへの振り返り、見直し、改良をするということですね。
こう考えると、仏教の教えは私たちが日常的にやっていることを、そのまま直に反映しているなあ!と実感できるのではないでしょうか?
懺悔改良の率先垂範
懺悔(さんげ)というと、悪い行いをした、罪を犯したというような暗いイメージが先に立ち、暗い部分だけにフォーカスしてしまいがちです。
しかし、仏教が教える「懺悔(さんげ)」の姿は、暗かった部分にスポットライトを照らし、
暗闇に火をともす崇高な儀式だと考えます。
反省し、改良していく過程は、ある意味、苦悩を伴うものになるかもしれません。だけど、それを継続して、繰り返すことで、希望や成功という明るい兆しがきっと見えてくると思います。
まずは自分自身を信じて素直にそれをやってみる。これが一番大事、なのではないでしょうか?!
『仏教マーケティング的懺悔改良の率先垂範の実行、ヨシ!』
あなたの人間関係やビジネスが、円滑で成功を伴うものになるように、まずは率先垂範して、「懺悔改良」してみることをおすすめします。
最後までお読みいただき有り難うございました。
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