有り難うございます!
仏教マーケティング・アドバイザーのコージリです。
今回は仏教マーケティングで
「ビジネス・人間関係」両方に活かせ、共に好転させる方法を解説します。
この言葉は、字面だけではそう感じませんが、実は発音を聞けば、普段よく言ったり聞いたりしていることがわかります。
しかし、あなたがよく聞いたり言っている「下種」は仏教では全く別の意味で使われています。
あなたは、仏教用語でのこの言葉の意味をご存知ですか?!
果たして、仏教での「下種」の意味するところは何なのでしょうか?
仏教が教える「下種」の効用とは?!
「下種」の言葉の道理がわかれば、なぜ人間関係やビジネスを好転させることができるのかがわかるはずです。
それでは、
仏教マーケティングで導かれる「下種」の秘密を探っていきましょう。
下種するとは
身分の高い人を上種(じょうず)といいます。
その対義語として使われようになったのがこの「下種」という言葉です。
音は「げす」と読み、その意味は、身分の低さ、心の卑しさを表現するときに使われます。
よく「下種の極み(げすのきわみ)」などと、人や行為を卑下する時に良く使ったりしますよね。
しかしながら、仏教においては、仏様が衆生(私たち)の心の中に仏になる為の種を下し与えられることをいいます。特筆すべきはその発音です。「下種」と書いて「げしゅ」と読みます。
また下種は、仏道修行として、仏教の正しい教えを持たない人に対し、仏縁を結ぶ行為のことをいいます。
明らかに、仏教の教えである「下種」の方が、その言葉の意味からも「有り難みがある」と感じられるのでないでしょうか。
日常で使われる「下種(げす)」と仏教で使われる「下種(げしゅ)」、その意味が全く違って「これも妙なり」ですね。
下種をするとどうなるのか
まいた種は、必ず実が成り花が咲くものです。逆にいうと、まかない種には実も花も生えてこないのです。
しかし、ただ種をまいただけでは、実るものも正しくは実りません。実がなるまでには、水をやり、肥料を与え、日光の恵みという作用がなければ、思い描いた結実をすることはないのではないでしょうか?
仏教でいうところの下種は、「有り難い教えですよ。あなたも信心しませんか?!」と、声をかけ仏縁を取り持つきっかけを与えるものです。
下種は、仏様の一切衆生を救いたいという御慈悲の現れです。また、凡夫である私たちにおいても、自分の縁ある人に仏縁を持って頂きたいと願う尊い慈善行為に他なりません。
下種を人間関係・ビジネスに展開しよう
私が考える人間関係で言うところの下種は、自分というものを、もっと良く知ってもらいたいとの発露から、人との縁を取り持つために、色々なお布施をすることだと考えています。色々なお布施とは、笑顔で接すること(和顔施)、挨拶だったり、感謝の思い(随喜)で接すること、等です。ここまで読まれて、もうお分かりでしょうが、これらは本サイト上で人間関係やビジネスを好転させるために展開したテーマでもあります。下種を人間関係に展開するとは、貴方らしさを相手に施す「人と接触する種まきの修行」、と思って頂いた方がしっくりくるのではないでしょうか。ぜひ、いろんな場所、コミュニティで人間関係を好転させる下種の活動をおすすめします。
ビジネスをして生計を立てていくためには、自分の商品、サービスをお客様に共感して頂いた上で、使ったり購入してもらわないといけません。いわゆる「価値の提供」をしなければなりません。そのためには、自分の商品、サービスをお客様に知ってもらうことが必要です。そこで必要なのが、「集客」です。私はビジネスにおける下種を「売り上げを上げるためための種まき」と考えています。『下種 ⇔ 集客』という構図ですね。ですから、下種をビジネスに展開するとは、お客様に自分の商品、サービスを知ってもらうための宣伝、集客活動をすることです。
ぜひ、あなたが取り組むビジネスで出来る限りの価値の提供をして、お客様から喜ばれる社会貢献に取り組まれることをおすすめします。
下種は人間関係・ビジネスを有利に展開するための最初の一歩
結論からいうと、仏教マーケティング的「下種」の考え方は幸せの種まきです。
ビジネスでいうと、一気に大輪の花を咲かせようとしても、よっぽどの集客力がないと、それは無理といえます。
やはり、継続は力なりで、覚悟を持って出来ることを素直正直にコツコツとマイペースやる!これが王道であり、人間関係・ビジネスを有利に展開するためのキモであると感じます。
またそのほうが、思いが叶ったり、成功したときに実感する有り難みも違うと思うのです。
タレントの西川きよしさんも言っているように、下種は「小さいことからコツコツと…」やっていくことが大事です。
そうした小さな努力の積み重ねで、あなた自身への信頼が蓄積され、人徳となり、成果となって顕れてくるものではないのでしょうか!
そのためにも、まずは小さな一歩を踏み出す決断と勇気を持つことが大切になります。
なぜなら、下種は人間関係・ビジネスを有利に展開するための「最初の一歩」だからです。
最後までお読みいただき有り難うございました。
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