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回向の意味と効果を理解してビジネスに活かす方法【ギブ・アンド・テイクの法則】 

有り難うございます!
仏教マーケティング・アドバイザーのコージリです。

今回は仏教マーケティングで
「ビジネス」を好転させる方法を解説します。

テーマは回向

お彼岸、お盆など、仏事の色んなシーンでよく耳にする言葉ですが、
その意味するところは何なのでしょうか?

仏教が教える回向の本当の意味とは?!

回向の道理がわかれば、
なぜビジネスを好転させることができるのかがわかるはずです。

それでは、
仏教マーケティングで導かれる回向の秘密を探っていきましょう。

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回向の意味とは

冒頭でも言いましたが、お彼岸やお盆等の仏事の際にご先祖様への供養することを、一般的に「ご回向をする」いいます。

回向は正しくは「回趣転向(えてんしゅこう)」と表現します。

今まで、自分の利益になることだけを主にしてきたことを転じて、他の人の利益になるように趣を向かしめる…、という意味です。

自分だけの願い事や、徳になることを祈っていた「自利の精神」から、現存する他の人や代々の精霊、代々のご先祖方を弔い供養する「自他の精神」に心の向きを変える、転換するという意味があります。

こう考えると、先祖供養をする本当の意味がわかってくるのではないでしょうか?

このように回向は、自分のためだけではなく、他人のため、みんなのためという崇高な精神にもとづく行為なんですね!

 

回向とは   :   心の向きを自分から他人へ転換するということ

 

お盆の由来

せっかくの機会なので、夏 や冬にニッポン中の大移動となる、毎年恒例の「お盆」の由来についてお話ししたいと思います。

お釈迦様のお弟子で、目連(もくれん)尊者という人がいました。
この目連尊者は、特に「神通力」に優れていたといわれています。

神通力とは、一般の人では見えないはるか遠くや世界を見ることができる力です。
今で言うと、「超能力」や「透視能力」のようなのものでしょうか?

実がお母さんは生前、目連尊者を寵愛して可愛がられたようですが、他に人に対しては、あこぎな振る舞いをして困らせていたという言い伝えがありまして…。

それを前置きしたうえで、話をすすめます。

ある日、目連尊者がなくなった自分のお母さんが、あの世でどんな暮らしをしているか心配になり、神通力で探してみたところ、悲惨な現状を目の当たりにすることになりました…。

なんと目連尊者のお母さんは、『餓鬼界』に堕ちて、もがき苦しんでいたのです。

これを見た目連尊者は、なんとかしてお母さんを餓鬼の世界から救おうと思い、何度の何度も神通力を駆使して救出を試みましたが、自分の今の力ではどうすることのできなかったのです。

悲嘆に暮れた目連尊者は、お釈迦様に相談し教えを乞うことにしました。

お釈迦様は、目連尊者に多くの僧侶に供養をし、その功徳を経力でお母さんの菩提に回向することをお諭しされました。

目連尊者はその教え通り、僧侶たちが集まる集会の日にそれをせていただいたところ…、なんとお母さんは、たちまち餓鬼の世界からの責めを逃れることができたのです。

その供養をさせて頂いた日が、ちょうど古代インドの暦で、「7月15日」だったのです。
それからは、現在の暦にならい「8月15日前後」にご先祖の回向をする習慣になったという説があります。

なので、故人だけではなく、現在生存している人にも、ご供養をしてご回向するということが大事だというお話でした。

 

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回向の心をビジネスへ反映する考え方

回向の心をビジネスへ展開すると、他人(お客様・社会)のために、メリットになることを実行する事になります。

お客様の悩みに共感し、それを解消するための商品や情報を提供すること。いわゆる、お客様への「価値の提供」に他なりません。

ご回向をすればするほど、ご先祖様たちは喜びます。弔ってくれた家族や個人に対して、その功徳を回してくれるのです。

もっと繁栄するように…、
幸せになるように…、
危機を回避できるように…、と。

なので、その逆は(先祖や縁の有る故人に対し全く回向をしないこと)推して知るべしですね!

一般的にご回向は、お彼岸やお盆、法要などにするのが一般的です。

しかし、ご先祖様方がいっぱい喜んで頂けるのなら、上記シーズンだけではなく、できることなら毎日した方が良いということにも、なるのではないでしょうか!

先ほど、「回向」は「情けは人にの為ならず」に通じるといいました。
要するに、

人には情けをかけてやるのものですよ。そうしてかけた情けというものは、あなたの徳となって相手にも通じているので、恩返しとしていつか帰って来るものなのですよ!

とういうことになります。

 

回向の功徳はブーメランの如く返ってくる

次に、ビジネスにおける「回向的考察」を解説します。

それは、あなたの崇高な思い善良な心思いやりをあなたの商品やサービスを手にいれようか否か迷っている見込み客に、これでもかというくらいに施しましょう!ということになります。

そうすれば、きっと「お客様の心をわしづかみにすることが出来るようになるはずです!」

なぜなら、あなたが施した回向は功徳となって、お客様からの感謝の思い、信頼の証しとしてブーメランのようにかえってくるのですから!

なので、ビジネスが上手くいかないと嘆く前に、ビジネスでは先に与えることが大事、大切です!
自分のためではなく、他の人にへと心を向けることです。

そうすることで「ギブ・アンド・テイク」の法則が成り立つます。
これが仏教マーケティング的「回向の心」です。

あなたもぜひ、「回向の心」を感得して、ビジネスに展開されてみてはいかがでしょうか!
 
 
最後までお読みいただき有り難うございました。

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