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和顔施は顔で施す【無財のお布施】仏様も喜ぶその功徳とは!

コージリ
有り難うございます!

仏教マーケティング・アドバイザーのコージリです。

先日友人のMさんに、あることで相談を受けました。

あることとはどんなことかというと、

Mさん
コージリさんは、仏教のことに詳しかったよね?!
実は今日職場の人から「Mさんは和顔施がいっぱいだね!」と言われたんだけど、それってどういうことなのかな…?!
という質問でした。

私は、

コージリ
なるほどね!
確かにMさんは和顔施がいっぱいだね!
と笑いながら答えて、そのわけを説明しました。

すると、

Mさん
特に意識してなかったけど、改めて考えると、やっぱり大事なことだよね!
Mさんは、うなずきながら嬉しそうにそう言うと、いつものように私に和顔施を返してくれました!

実は和顔施とは、仏教の教えで「他の人に笑顔を振りむける布施行」のことを言います。

もちろん、仏様も泣いて喜ぶ良い行いとしてです!

そこで今回は、Mさんにお話した「和顔施」の詳細を解説していきたいと思います。

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仏様も泣いて喜ぶ和顔施とは!

あなたは、和顔施という言葉をご存知だったでしょうか?!

あまり馴染みがない言葉かもしれませんが、和顔施は知らず知らずのうちに私たちがやっている「笑顔」「笑い」を他人に振りむける行為のことをいいます。

まさに、浄財(資材)を投じることなく、自分の身をもって施す布施の修業です。

和顔施には人間関係を円満にしたり、私たちの健康にしたりという有り難い効果があるといわれています。

それでは、仏様も喜ぶ有り難い和顔施の功徳を、探っていきましょう!

和顔施の読み方を教えて!

和顔施は、「わがんせ」もしくは「わげんせ」と読みます。

でも特に、どちらが正しいということはありません。

実際に仏教の中でも、宗旨によってまちまちのようですが、私自身は親しみを込めて「わがんせ」と読んでいます。

和顔施の意味とおもてなしの関係を解説!

和顔施とは、人に対する優しい言葉かけであったり、人に対してにっこりと微笑みながら話しかけるなど、「笑顔」や人に「笑いを振り向ける行為」そのものをいいます。

最近は、「笑顔のおもてなし」というコンセプトで、「和食の店・和顔施」「高齢者施設・和顔施」等、飲食店や介護施設などのネーミングに、よく使われているのを見かけるようになりました。

それだけに、「おもてなし」の国として仏教の教えを身近に感じて、共感して実践しているところに私自身親しみを感じています(笑)。

 

和顔施って、どんな修業?!

和顔施は仏教のお布施の一つで、文字通り「顔」を使って人に施す修業です。

まさに、「笑顔」だったり「人を笑わせる」ことです。

このように、仏教では「布施行」という修業があります。

布施行とは、法事や葬儀などでお坊さんにお包みする、あの「お布施」のことです。

 

和顔施は無財の七施の一つなり!

お布施は、金品を施すことだけがお布施ではありません。

実は仏教には『無財の七施(むざいのしちせ)』といって、お金をかけなくてもできる施しあります。

※無財の七施とは

1.眼施(げんせ)

 「やさしい眼差(まなざ)しで人に接すること」

 2.和顔施(わがんせ)

「やさしい微笑み、にこやかな笑顔で人に接すること」

3.言辞施(ごんじせ)

「やさしい言葉、思いやりを持った言葉で人に接すること」

 4.身施(しんせ)

「自分の身体でできることで奉仕するなど、身を持って思いやりを示すこと」

 5.心施(しんせ)

「他のために心をくばるなど、心を込めて思いやりを示すこと」

 6.床座施(しょうざせ)

「人に場所や席を快く譲ること」

 7.房舎施(ぼうじゃせ)

「宿泊や休憩の場所を快く提供すること」

このように智慧や財力がなくても、見返りを求めることなく善行を行うことで功徳を積むことができると教えてくれるのが、この『無財の七施』です。

上記で説明した上から2番目の教えが「和顔施(わがんせ)」です。

和顔施とは『こんな修業!』

仏教で教えられる和顔施とは「人に笑いをほどこす行為は、自他ともに功徳を得ることができる」という意味があります。

ですから、和顔施は人を見下すことなく、分け隔てなく一様に振舞えなくては意味がありません!

冒頭でご紹介したMさんは、まさにこれを体現してくれる人です。

必然的に、Mさんの周りにはいつも人が集まってワイワイ、ガヤガヤいつも楽しそうです!
なので、私はMさんも和顔施も大好きです(笑)!

 

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仏教的の教えでいう和顔施の功徳とは!

ところで、和顔施を施すことができれば、どんな功徳があるのでしょうか?!

あなたは、面白い人と怒りっぽい人とではどっちが好きですか…。
また、明るい人と暗い人ではどっちが好きですか…。

と聞かれて、どっちを選びますか?

よっぽどのへそ曲がりじゃない限り、「面白い人」「明るい人」を選ぶのではないでしょうか?!

人から微笑みかけたり、人の笑顔をみて、怒りが沸き起こってきたり、嫌悪感を抱くようことは通常では考えられません。

このように、和顔施を施すことができる人は、人から信頼され安心できる存在」だと思います。

ですから、和顔施の功徳は「他人や場を和ませ、自分自身も人から愛される人物になれる」ということだといえるのではないでしょうか!

他人を幸福にし、自分自身も幸福になる和顔施のすすめ! 

ここまで、仏教の教えで『無財の七施』の一つである和顔施について解説してきました。

和顔施とは、仏教の教えで「笑顔」や人に「笑いを振り向けること」でお金のかからないお布施の修業だということでした。

『和顔施=笑顔』には、人間関係はもとより、仕事にも、健康面においても、非常に大きな効果やメリットがあります!

そこで次章では、Mさんも驚いた「和顔施」、すなわち「笑顔の効果」について、さらに掘り下げて解説していきたいと思います。

 

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