現代は、情報の波に押しつぶされそうなくらい、いろんな情報が飛び交っています。
そして問題になるのが、大切な情報が外部に漏れ、企業においては重大な損害をこうむる事です。
いわゆる「情報ろうえい」です。
この「情報ろうえい」。
あなたは会社だけの問題だと思っていませんか?!
そこで今回は、人間関係を損なう危険性がある、個人間に関わる「情報ろうえい」について解説していきたいと思います。
Contents
個人間の言葉の情報管理とは
社会生活を送るにあたって、いまや企業であっても個人であっても、しっかりとした判断基準を持って情報管理できる能力が求められています。
個人に関していえば、人間関係におけるイザコザや争いの原因は「言葉の情報管理能力による」、といっても過言ではないでしょう。
これはあるアナウンサーの著書の中で言われていたことなのですが、イザコザの原因の多くは、『届いてはならない情報が、届いてはいけない人の所に届くからで、それは、届けてはいけない情報を、届ける人がいるから』、だそうです。
あなたのまわりに、このよう事はありませんか?
または、このような人はいませんか?
もしもあなた自身が、そうだと思うふしがあるならば即刻改め、そして、人の悪口、陰口も心して慎むことです。
また、業務上のスケジュールはもちろんのこと、人間関係に影響を及ぼすような冠婚葬祭などの予定も、「私は聞いていなかった」など、トラブルのもとになるような、伝えられなければならないことはちゃんと伝えておくことが必要です。
あなたの発信しようとしている情報が、その人の為になるものかどうかを判断でき、だれかを不幸にする情報だと思えば、自分のところで留め置くことのできるような大人としての情報管理のできる人になることが大事です。
企業においてはもちろんのこと、個人においてもそれが信用、信頼となりその結果、より良い人間関係へとつながっていきます。
個人間の情報管理を上手にコントロールする方法
では、個人としての情報管理ができるにはどうしたらよいのでしょうか。
それにはまず、職場内の人間関係を知ることが必要です。
傍観者で見ているだけでは、なにも得るものはありません。
大切なのは、あなたのまわりの話の輪の中に入ってみるということです。
ここでいう話の輪というのは、仕事の話から離れた、いわゆる世間話や雑談の輪です。
もしあなたが若い年代の方ならば、積極的に年配の輪の中に入って、いろんな情報を収集してみましょう。
そうすることで、組織の中でやっていく為のバランス感覚が知らず知らずに身についてきて、人間関係に大事な信頼感、社会的常識やマナーが身につくようになります。
そして、その中から、「職場の空気を読む」などの力も、自然と身についてくるようになります。
実は、はたから見れば仲よしに見える人たちも、意外に信頼感がなく内心いがみ合っている場合だってよくある話なのです…。
個人としての情報管理には人間関係を見抜く能力が必要
人の悪口が良くないのは当然ですが、ときには、ほめ言葉さえも、どのように受け取られるかわかりません。
たとえば、あなたがAさんのことをBさんの前でほめたとします。
Bさんが、もしAさんのことを嫌っていたり、または何かのことでライバル意識をもっていたりしたら、いい気はしないでしょう。
人間には「ひがみ」「やっかみ」があります。
これが、人間関係の悪化に大きく影響を及ぼすものだと私は感じています。
そのような意味で、ほめ言葉であっても、人の批評には十分注意しなければいけないということです。
ですから、やはり「人間関係を見抜く能力」が必要であると思います。
世間話・雑談の中にこそ情報館能力が鍛えあげられる!
所詮人間は一人では生きていかれないのですから、良かれ悪しかれ人脈の中に入っていくことになります。
今回ご紹介した世間話・雑談の中から、あなた自身の人脈ができ職場やコミュニティでの人間関係を観察し、察知することができるようになります。
心から好きな人同士が集まるに越したことはありませんが、自分自身の或る意味「身の保全」として、自分の個性・特性を認めてもらえる、あなた自身の自己開眼の場としても、是非、世間話、雑談の輪に入ってみることを是非おすすめします。
そこで結論。
ですから、 心より出でてわれを飾れるような円満な人間関係を築くために、言葉の情報管理能力が必要なのです。
最後までお読みいただき、有り難うございました。
仏教マーケティング・アドバイザーのコージリです。