仏教の教えによると、私たちが生きているこの世は「末法時代」といわれています。
末法は、当然「世も末」という意味もあるのですが、果たして、この世はもう終わってしまうのでしょうか?
この世はまだまだ続くようです!
『なぜ、それがわかるのか?』
そこで今回は、末法時代はいつから始まっていつまでを言うのか、その疑問を検証していきたいと思います。
末法の世に今蘇るノストラダムスの大予言
今から(2020年現在)21年前の1999年、ある人の予言によると「1999年に、この世は終わる…。そして、地球は滅亡する…!」といわれていました。
私がこの予言のことを知った当時は、その予言についての映画や本が大流行して世界中を席巻していました。
しかも映画の中では、予言的中を悲観して世界中で自殺する若者が、たくさんいたとされるシーンもあったほどです…。
その映画の名は「ノストラダムスの大予言!」
予言者は当然、「ノストラダムス」その人です。(←決して悪者扱いしているわけではありません!あしからず。)
何でも、それまでは100発100中の予言率だったとか?!
でも今では、見事に外してくれて「有り難う」ですね!
末法時代はいつから始まりいつ終焉を迎えるのか?!
お釈迦様のご入滅は、古代中国や日本においては…、紀元前949年とされています。
なので、それから起算した1052年が末法の始まりだといわれています。
この1052年がどんな時代だったかというと、日本史上では平安時代末期にあたります。
日本史年表をひもとくと、1053年に藤原頼通によって宇治の平等院鳳凰堂(阿弥陀堂)が建立された年とあります。
もうこの頃には末法思想も浸透しつつあって、その不安と恐怖から上記のような為政者による仏教寺院が多く建立された時期でもあるようです。
そして、鎌倉時代にはその不安も一層高まり、道元師、法然師、親鸞師、日蓮師等の高僧が出現して、それぞれが新しい仏教の在り方を発信していきました。
彼らが起こした仏教宗旨は、当時は新興宗教のような形態でしたが、今では当たり前のように引き継がれ、それぞれ脈々と生き続けています。
もうお分かりだと思いますが…。
2020年現在、末法時代が始まって既に968年が経過しています。
正法、像法のように1000年単位だったら、あと32年経ったら末法さえ終焉を迎えることころでした…。
末法は、10000年続くとされています。
その終焉まで、まだまだ8048年もあります!
そういう意味で…、
なのです(苦笑)。
しかし、安心している場合ではありません。
仏教の教えには、必ず意味があります。
今世界中を席巻しているコロナ禍は、私たちにどういうメッセージを示しているのか?!
こちらの記事で、詳細を解説しています。
ぜひ合わせてお読みください。
最後までお読みいただき、有り難うございました。
仏教マーケティング・アドバイザーのコージリです。