私はサラリーマン時代に、2回のパワハラを経験しました。
それは、A氏という理不尽なことを正当化するクソッタレ上司。
※A上司とのパワハラ体験談は、こちらの記事でご紹介しています。
そして、今回ご紹介するB氏という高圧的叱責タイプの上司のパワハラです。
そこには一体、どんな展開が待ち受けていたのか…。
それでは、高圧的叱責をするタイプの上司とのパワハラ現場での体験をご紹介します。
Contents
高圧的叱責タイプの上司とのパワハラ現場の場合
前述のA上司に続き、私の次なるパワハラもどきの経験は、私が自主退職を想定していた頃の数ヶ月前に起こりました。
A氏以来、20年の時を越えての事でした。
私は50歳になる前までに、第2の人生を模索するべく退職することを念頭に入れていたのです。
高圧的叱責タイプの上司B氏との出会い
最後の部署となったところは、営業の中でもサポート部門に値するところでした。
いわば、苦情受付が専門の部署です。
そこでのB上司は、声も大きく結構口うるさくガミガミ言うところが有り、自分のターゲットにした部下には集中して叱責するタイプでした。
あとで聞いた話ですが、B氏はこれまでも部下に対するパワハラの傾向が顕著にあったようで、何度か組合にも注意勧告を受けていたということでした。
前述の通り自主退職を念頭にしていたその頃の私は、昇級はするものの役職も無く空手の師範であることやコミュニティでの代表役としてだけのステイタスを唯一の誇りとして、仕事とプライベートを頑張っていた時期でした。
ですから、前述のA氏の頃のように第三者に愚痴るようなことはなく、誰に対しても自分の判断のままに正々堂々と意見を述べるようになっていました。
B上司に関しては、直接的に私が叱責されることはありませんでしたが、B上司が私自身を遠ざけていることは薄々感じていました。
高圧的叱責タイプ上司B氏への直訴
B上司とのトラブルは、ミーティング中に告知した内容が、私自身を揶揄(やゆ)するような内容ではないかと私自身が解釈し、それを上司であるB氏に直訴したことでした。
私は別室でB上司と話す中で、自分の考えを正直に伝えました。
話の中でB上司の言い分を加味すると、私の解釈が誤解だったことも感じられる部分もあったのですが、それでも…、
オマケに…、
ということなど…。
もう、どっちが上司なのかわからないような問答になってしまいました(苦笑)。
労働組合という後ろ盾もあったのも事実ですが、上司にパワハラの傾向があったことへの私自身の正義感からの直訴、そしてすでに退社することを決定していたからだと思います。
そしてなによりも、私自身役職の無い一般社員だったので、ここにきて失うものは何もないという開き直りがあったことも否めないでしょう(笑)。
「はっきりと上司に伝えるということ」は否定しませんが、私のように、部下が上司を「糾弾するようなこと」は、よっぽどの後ろ盾があるか、あなたが会社をクビになってもいいという覚悟でもない限り、あまりおすすめはできません!
あしからず…。
パワハラ上司は反面教師・パワハラ上司よ有り難う!
ところで、とりあえずはパワハラを撃退したにも関わらず、A上司、B上司ともに、決して後味が決して良いものではありませんでした。
しかし、この二人においてその後の展開が変わったのです。
パワハラ上司A氏のその後
まずA上司の場合ですが、日ごろより上級管理職への昇格も噂されていましたので、私との一件は足元をすくわれる結果になったのですが、それでも遠方への転勤後しばらくして部長職に昇格しました。
丁度そのころ私は結婚したのですが、A元上司の赴任先に電話をし、「迷惑をかけたということ」と「お陰様で今の業務にも精通し、なんとかやっていける自信がついたこと」 などを、結婚の報告とお礼という形で伝えました。
当時は、携帯電話などはなく、公衆電話からの30分にわたる説教半分、お祝い半分の長い会話になってしましました(苦笑)。
10円玉が無くなり、何回も「ブー」という遮断音のくりかえしだったことを憶えています(笑)。
最終的には、お互いをエールで締めくくることができたことで、後味は悪くなかったと考えています。
そして極めつけは、社交辞令の結婚式への誘いも当然のことながら断わられましたが、数日後A上司から私あてに結婚祝いが送られてきました。
しかし、あとで聞いた話ですが、当時言いなりになっていた部下にお祝いに品を買わせた上、その代金はまだ支払っていないと言うことを聞いて
と思うことしきりでした(笑)。
パワハラ上司B氏のその後
B上司に関しては、自己都合で退社した数年前のことなので今でも鮮明によく記憶しているのですが、まず私が「自己都合で退社したい」と申し出たときには大変驚いた様子でした。
上長への業績査定の為の報告を前日提出したばかりで、唯一私だけを最上級に申請したのに何故…、というオマケまで打ち明けてもらいました。
なぜなら「最上級に申請した社員がどうしてやめるの?」。
管理不行き届き、もしくは上司に問題有りというペナルティを受けるかもしれないからです。
そこでの私の態度というと、前回とは異なり一貫して平身低頭…。
通常の申し訳ないという部下の態度で、謝意と評価して頂いたことへの感謝の思いを伝えました(笑)。
B上司には、私の送別会の席では別れ際も涙をうかべて「頑張れ!」とねぎらいの声をかけていただきました。
そして私も、辞職の表明から以降、随所にわたりお世話になったこと。
そして「最後になって、話をする機会がたくさんできてよかった」ということを伝えました。
B上司もその年度いっぱいで、定年退職を迎えるとのことだったので、お互いにエールの交換ができて、前回同様、引き際があと腐れなく締めくくれたのではないかと、自分自身は満足しています。
さて、ここまで私コージリが体験した2回のパワハラ体験をカミングアウトしてきましたが、いかがだったでしょうか?
実は私自信、この2件の体験をパワハラをとして感じていません。
それは何故かというと、パワハラと感じていた障壁を短期間に取り除き、最終的には自分自身を優位に導いていったと感じているからです。
今でも、忘れているくらいに印象としては薄いのです。
それも、最終的には和解ができたという、懐古できる要素があったからにほかならないと考えています。
そこで、自分が体験して感得した「パワハラ現場から脱出するための方法」をご紹介したいと思います。
ここまでお読みいただき有り難うございました。
仏教マーケティング・アドバイザーのコージリです。