ある大手生命保険会社のアンケート調査によると、社会人全体の75%の人が大なり小なり、職場での人間関係に悩みを感じ、できることならそのストレスから解放されたいと考えているという結果が出たそうです。
医療現場からも、21世紀に増加する病気の傾向として、心身症、神経症、うつ病などのストレスからくる病気を心配する声があがっています。
ストレス社会といわれる現代。
職場は、ほとんどの人が何らの形で従事する、生計維持に必要な場所です。
人によっては、生計は度外視してでも、自分のやりたいことや自分の目標を達成するための場であるかもしれません。
いずれにしても、生活していくために必要不可欠な場所です。
でも、毎日関わるそのような場所で、人間関係の悩みを抱えストレスをため込んでいるようでは、精神衛生上もよくないことは間違いありませんよね!
では、職場の人間関係のストレスから解放されるための、良い方法はないのでしょうか?!
実は、職場の人間関係のストレスから解放されるためのカギを握るのが、「自分の居場所」を持っているかどうかです!
なぜなら「自分の居場所」を持つということは、ストレスをため込まず発散させ、心の安定を保てるという効果があるからです!
今回は、職場の人間関係のストレスから解放されるための対策として「自分の居場所を作る」ことが、なぜ良いのか?!
その核となる、3つ理由を解説していきたいと思います。
Contents
自分の居場所とは
私がおすすめする自分の居場所とは、あなたの「心の安定が保てる場所」のことを指します。
自分の居場所は、会社の中であっても、会社の外であってもかまいません。
例えば、会社内であれば談話室、喫茶室、他の部署にいる友達の事務室などです。
私が以前勤務していた会社の地下倉庫には、なぜかサウンドバックが置いてあったようで、私の友人は「むしゃくしゃしたとき」などに、それを叩きに行っていたというという話を聞いたことがあります。
私は空手をやっていたので、もし当時それを知っていたら「トレーニングもかねて、夢中になって叩いていただろうなぁ!」と、ストレスを抱えていた若かりし頃のことを思い出すことがあります(笑)。
自分の居場所の作り方
冒頭でも言いましたが、心と体に負担をかけないようにする為には、ストレスを溜めないということが一番です。
そこで私は、会社以外のコミュニティに参加されることをご提案します。
地域の趣味のサークルやボランティアサークル、スポーツジムや空手道場なども、いいのではないでしょうか?!
また、インターネット上でのコミュニティサイトへも積極的に参加してもいいかと思います。
あなたの価値観にあったコミュニティを見つけて、ぜひ参加してみることをおススメします。
なぜかというと、会社と違った自分の価値観にマッチした環境で、活動したり人と接したりすることで、ものの見方が変わるからです!
異業種に勤める新しい仲間もでき、世代を超えた交流をすることで、今まで感じなかった新しい気づきや発見もあるはずです。
また、職場ではできないような情報の収集や情報交換の場としても活用でき、それを楽しみにすることで気持ちにゆとりと活力がわいてくることでしょう。
だからこそ、 自分の価値観にマッチした コミュニティを見つけることが大事だと思います。
自分の居場所の例
ここで、あなたの居場所となる所を一緒に探してみましょう。
基本的に「自分の居場所」は、人がいない所でも、あなたの心が安定するのであればどこでもいいのです。
今では、一人カラオケで何時間でも悦に入って歌いこむ強者もいるようです。
また一人銭湯、一人旅、マッサージ施術院、好きなミュージシャンのコンサートを聴きに行くなどもいいのではないでしょうか?!
人が集まる場所では、陶芸教室、料理教室、前述のスポーツジムや空手道場ななどもおススメです!
要するに、あなた自身が癒される、心の平静を保てる場所、ストレス発散の場所であればどこでも、なんでもいいのです。
自分の居場所を作ることが良いという3つの理由?!
ストレス社会と言われる現代、自殺者が年間 3 万人を超えているという現実があります。
ここ最近では、若干減ったともいわれていますが、それでも由々しき現状には変わりありません。
これは医療現場ではもちろん、社会全体としても深刻な問題となっています。
最近、「心の病」について学ぶ医療シンポジウムに参加する機会があり、興味深く聴講してきました。
ここで、その医療現場からの考察も参考に、今回のテーマであるなぜ「自分の居場所を作ることが良いのか!」を解明する3つの理由を解説していきたいと思います。
私が提言するその理由して、次の3つがあります。
2、気持ちにゆとりと活力が湧いてくる
3、目の前の現実をありのままに上手に受容できるようになる
では、それぞれについて解説します。
ストレスを抱える温床になっている場所から離れて、仕事以外の自分が熱中できるものに取り組むことで、心が解放され、逆に活力を注入することで心を満たすことができます。
そして必然的に、職場でのストレスから解放されるようになるでしょう。
前述したように、自分の居場所とは「心の安定が保てる場所」です。
なので、ストレスをため込まず発散できるような「自分の居場所」を発見することが必要だと思います。
例えばリラクセーション施設のように、誰からも監視されない束縛のない環境で、自分だけのリラックスした時間を過ごすことで、我慢せずに身体的感覚を「快」の方向へもって行くことができることです。
先ほどの医療シンポジウムでも、心身を「快」の方向へもって行くことの重要性を説いていました。
スポーツジムまたは温泉などの、体の五感を刺激する自分なりのリラックス法や、体から心に働きかけるリラックス法での対応が重要になってくるということでした。
そして、うつ病のようなストレスからくる「心の病」にならない事前対策として、ストレスを溜めないことに尽きると力説していました。
さらに、ストレスを受けやすい性格の人とは、どんなタイプの人なのかというと、
・きまじめ・柔軟性不足
・劣等感・弱気
・神経症
・燃え尽き型
ということでした。
また、今までとは違った視点や、新たな気づきを見出すこともができます。
世間は広いものです。
生業である職場にずっといることで、自分が「井の中の蛙状態」だったことを認識するいいチャンスです。
あなたが選んだ「自分の居場所」の中には、あなたと同じことで悩んだりしている人も少ならずいるでしょうし、お互いが共感して励ましあうことで、明日への活力とすることができると思います。
このように、心が触れ合える職場以外の友人を持つことで、固定観念にとわれない考え方もできるようになり、目の前の現実をありのままに上手に受容できるようにもなるのはないでしょうか!
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自分の居場所をつくろう!まとめ
最後に「なぜ自分の居場所を作ることが必要なのか?!」を、もう一度総括してみたいと思います。
心と体に負担をかけないようにする為には、ストレスを溜めないということが一番です。
これは、医学的にも確かなことです。
そのためには、社内においても社外においても、たとえ一時的でも、あなたに平静をもたらす、心身を落ち着ける場所が必要だということです。
社外では、スポーツジムや、地域の趣味のサークルなど、価値観にあったコミュニティに入ることで、心が解放され更には満たされて、職場のストレスから解放されるきっかけになってくれることでしょう。
とにもかくにも、ストレスをため込まないためにも…
最後までお読みいただきありがとうございました。
仏教マーケティング・アドバイザーのコージリです。